「からくり櫓（やぐら）」

こんにちは。オールフォーワングループの井上です。

　皆さんは、東京都中央区にある人形町の「からくり櫓（やぐら）」をご存知でしょうか。

人形町は、今は、ビルが林立する都会の街ですが、かつては、歌舞伎など、芝居を演ずる「芝居小屋」が立ち並ぶ歓楽街でした。

特に安い料金で気楽に楽しめる人形芝居は、庶民の間で大人気で、人形を操る人形師たちが、ここに住みつき、いつしか「人形町」とよばれるようになったようです。

その後、芝居小屋はなくなり、当時の面影を残すものは、消えてしまいましたが、10年ほど前に、当時をしのぶ「からくり櫓」が誕生したようです。

「からくり」は、自動的に動く仕掛けが施されていること、そして「櫓」は、足場のように高く組み合上げられた建造物のことで、遠くからでも目立つことから、客の呼び込みにも使われていたようです。

ここ、人形町の「からくり櫓」には、内部に人形の仕掛けが施されています。時間になると、人形たちが生き生きと動き出し、道行く人の目は釘付けになります。

写真の「からくり櫓」は、人形町に2台ある櫓の1台で、「江戸火消し　からくり櫓」といい、毎日11時から19時まで、毎時「00分」にスピーカーから掛け声が流れるとともに、

中から人形が出てきます。そして、かつての街の様子を細やかに表現しています。

是非、皆さんも江戸の風情が漂う「からくり櫓」をご覧になっては、いかがでしょうか。

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