やるじゃん！立川グランドホテル

タグ：ＡｌｌＦｏｒＯｎｅマインド＆センス

ある金融機関さま関係の会合での出来事。ホテルのクロークにいつものようにコートを預けていました。

帰り際、クロークでコートを受け取り、コートを着てホテルから外に出たとき、

「寒っ！」と思い、そうだ手袋をはかなきゃと、ポケットに手を突っ込んだ瞬間、

なにかが私の手に触れました。

取り出してみたところ、それは小さいカイロでした。

「なんだ、このホテル！他のお客さんのものを私のポケットに間違っていれるなんて、

ひどいホテルだ！」と思ったのもつかの間、

よく見てみると、

「ありがとうございます　２０１６．２.１０　立川グランドホテル」の文字が・・・・

「えっ！寒いからってサービスでポケットに何も言わずにカイロを入れてくれたんだ！

わっ！粋なことするな～・・・やるじゃん！立川グランドホテル！」

と評価が一瞬にして１８０度変わってしまいました。

黙ってこんなことをするホテル、見たことありません。

仕事柄、月に数度、いろんなホテルを利用します。

会合やパーティ、またプライベートでもホテルは利用しますが、

こういう「粋な気の利かせ方」って見たことないですね。

ちなみにこのカイロ、いただいて嬉しかったので、

その夜寝るとき、握りしめて寝ました（だからちょっとくたびれていて

下の方が茶色くなっているのですね）。

どのホテルのスタッフの方も皆さん丁寧だし、礼儀正しいし気も利くし、

お客さまを気持ちよく迎えるという姿勢、ホスピタリティは

わたしたちサービス業の人間はいつも見習わなければ、

と思っているところです。

さりげない気遣い、ちょっとした工夫やアイデア・・・

きっとこの「カイロをポケットに入れる」というサービスも

どなたか一人のスタッフが提案したのだと思うのですが、

こういうサービスマインドをわたしたちもどこかに

持ち合わせなければならないと思いました。

ただ、これは言ってできるものではない。

ホテルのクロークの仕事は「お客さまの荷物を預かり、お帰りの際、お返しする」

といういわば「単純なルーチンワーク」ですよね。

そこにワンポイント付け加える・・・

普段の業務、周りの人間への配慮、立ち居振る舞いなど

すべてができなければこのような発想は生まれてこないのだと思います。

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