お祭り

オールフォーワングループ、梅津です。

夏も本番、町のあちこちから盆踊りで流れる音頭や花火の鳴る音、祭囃子などが聞こえてきます。

遠くから微かに聴こえるお祭の音って、なぜだか好きなんです。高揚感が生まれながらも、すぐに終わってしまうのではないかという不安にも駆られ、儚げで、夢うつつで。

僕の住む団地でも、毎年、団地敷地内の公園で納涼祭が開催されます。今年も開催が決まり、日が近づくにつれ、団地内でもお祭ムードが高まり、うちの息子もたいそう楽しみにしていました。 

あまり率先してお祭などの賑やかなイベントに参加するタイプではないのですが、縁あって、昨年からこの納涼祭の実行委員の末席を汚させて頂いております。 

そして、今年も参加させて頂いたのですが、そこで感じたのは、年配の方々のパワーのすさまじさ。無尽蔵とはまさにこのことで、事前準備から2日間の納涼祭を経て後片付けまで、ひっきりなしに働き通しなんです。 

今よりずっと厳しい時代を生き抜いてきた方達。目標達成までの団結力や助け合いの精神は学ぶところだらけです。使命感も強く感じられました。何より、大変さや忙しさを楽しんでいる様子に脱帽でした。 

それから、このお祭りを通して、同じ棟に住むバングラデシュ出身のご夫婦と仲良くなりました。お祭り2日目には、お部屋に招かれ、本場のカレーとナンをご馳走になりました。僕はあまりカレーが好きではありません（と言うと語弊がありますが、夕飯はカレーだよ、と聞いてテンションが上がったことは唯の一度もありません。だって、旬とかないし、市販のルーで作ると誰が作ってもほぼ同じ味に落ち着くし、具材は結局ルーの味になるし、とか、理由や原因は山ほどあるりますが、長くなるので割愛しますが…）。しかし、本場の味には流石に舌鼓！将来はお店を出したいと思っているようで、まさにプロ級の美味しさでした。これなら、カレーもいいな。

日常では目を向けないもの、これまで興味を持たなかったものにこそ、新しい発見があるのですね。

団地に住んでいる年配の方や外国人の方など、普段あまり関われない方とふれあい、異文化を感じ、学ぶ事の多い2日間でした。

ところで、このお祭りを1番楽しみにしていた、今度3歳になる僕の息子はというと、前日からの発熱によりダウン…。高熱にうなされながら、流れる音頭を夢うつつで聴いていたことでしょう。翌日、案の定「お祭行きたかったー！」と駄々をこねましたが、まさしく後の祭り。

写真は、当日に息子が着る予定だった甚平さん。

子の健やかな成長を願う気持ちと、来年もこの甚平が着れたらいいな、という気持ちが複雑に交わり合う、祭りのあとでした。

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