つなぎの龍

こんにちは。オールフォーワングループの大坪です。

今年は毎日異常な暑さが続いています。

尋常でない雨が短時間に降ったりと、ここ数年「今年は」というより、毎年のように異常気象が起こるようになってしまっていて、これを普通として備えなければならない時期にきているような気がします。

話は変わって、先日、秩父の方に出かけることがあり、秩父神社に行ってきました。

この日の秩父の気温も４０度に迫る勢いでしたが、神社の境内で涼とパワーを頂いて参りました。

秩父神社は毎年１２月に行われる秩父夜祭で有名な歴史のある神社で、延喜式にも載る関東地方屈指の古社として知られています。

御鎮座２１００年奉祝事業の一環で本殿改修が行われており、経年劣化により退色が進んでいた彫刻たちも、順次塗りなおされて鮮やかに生まれ変わっています。

私が訪れたときは、本殿の正面にちょうど足場が組まれていて、有名な「子宝・子育ての虎」はあいにく見ることができませんでしたが、社殿の東側にある色鮮やかに塗り直された「つなぎの龍」を見ることが出来ました。

よく見ると龍が鎖でつながれています。

秩父神社から少し行ったところにある天ケ池という池に棲む龍が暴れた際には決まって神社の青龍の彫刻の下に水たまりができたそうで、そのためこの彫刻の龍に鎖をつないだところ、この現象は止んだという伝説があるそうです。

何百年前の人々が同じ色彩のこの龍を拝んで「家内安全」や「子孫の繁栄」を願っていたのかと思うと、

とても不思議で、厳かな気持ちになり、時が繋がって「今」があるのだなあと改めて考えさせられました。

「今」はやがて「過去」になって「未来」へ繋がっていきます。

子どもたちが大きくなって、今の私と同じような気持ちでこの龍を拝める日が来るといいなあと思いました。

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